八王子夢美術館で開催されている「かこさとしの世界」展を観てきました。十分、日帰りできるところですが、立川に一泊して、帰りは立川からモノレールに乗ってきました。
かこさとしは、絵本作家として良く知られている。彼は、青春時代に戦争を経験し、戦後生きる意味を失うも、、児童演劇へかかわる機会を得て、子供たちとふれあい、子供たちの未来に役立つことに、生きていく意味を見出し、その創作の原点となった。
子供たちのために、絵本、紙芝居などの創作を、2018年、92才でなくなるまで続けられ、作品数は600点余に及ぶ。代表作には「だるまちゃん」シリーズ、「からすのパンやさん」などがある。
大学卒業後、昭和電工に入社しており、また工学博士でもあり、科学者ならではの知識を織り込んだ優れた科学絵本を描くなど、常に「子供たちのために」という姿勢をつらぬき、幅広い創作活動を行った。
かこさとしの絵本を孫たちに贈ったこともあり、この展覧会も楽しむことができた。八王子夢美術館に行くのは、2度目で、最初は、「清原啓子(1955-1987年)」という銅版画家の展覧会であった。その精緻で、幻惑的な銅版画は、観るものを引きずり込む魅力があった。
美術館入口の展覧会ポスター |
美術館から歩いて5分程度のところに八幡八雲神社があるので寄ってみた。八幡神社は八王子創始の地主神であり、八雲神社は八王子の地名発祥の神といわれ、いまは合祀されているが、どちらも八王子と最も深い関係を有する大切な神社だという。
武蔵の武士団「横山党」の祖が祀られている横山神社 |
NTT立川の鉄塔 |
ホテルのロビー |
ホテルのレストランで |
帰りは、立川から多摩モノレールにはじめて乗った。この線は、多摩地域の南北方向を結ぶ交通手段として、1998年に先行開業し、その後、多摩センター駅まで延伸開業している。この路線には、西武線、JR線、京王線が接続しており、また周辺には中央大学などの教育機関が点在することから学生も含め、乗降客が多いモノレール路線となっている。
西武ライオンズのマスコットも |
自宅に戻り、「じぃじ」もかこさとしの絵本を読んでみたくなりました。できれば、「夢」を共有できれば幸せだな、と。