2026年3月2日月曜日

東京異空間407:春を告げる黄色い花

 

ヒメリュウキンカ(姫立金花)

春を告げる黄色い花を集めてみました。菜の花など春の花としてお馴染みのもののほか、ヒメリュウキンカという、黄色い花も見つけました。

ヒメリュウキンカ(姫立金花)

この花の色は黄色で光沢がある。春を告げる金色の花で、山野草として用いられている。 葉はハート型をしており、姿がコンパクトで地を這うような姿で花を咲かせる。リュウキンカと似ていて小型であることから「ヒメ」が付いている。リュウキンカは、ミズバショウと同じように水辺や湿地などに生えるが、ヒメリュウキンカは道端など湿ったところに生育する。

ヒメリュウキンカは有毒植物であり、全草に毒が含まれている。牛や羊が食べると中毒を引き起こすことがあるという。繁殖力が強く、茎や根が少しでも残るとそこから増え、種子も大量にまき散らすため、一度広がると根絶が困難になる。なお、ヒメリュウキンカはヨーロッパ原産の外来種であるが、園芸品種もある。






クロッカス

小さいながらも存在感のある花を咲かせる。春に咲くことから「春サフラン」や「花サフラン」とも呼ばれる。サフランは、秋に咲き、紫色である。サフランは世界で最も高価なスパイスの一つ。




菜の花

暖かくなる3月頃を中心に、河川敷や田畑を黄色く染め、春の訪れを告げる。




タンポポ(蒲公英)

タンポポは、春の訪れとともに道端や公園などで黄色い可憐な花を咲かせる。




水仙

黄色のラッパ水仙は「春を告げる花」として知られ、イギリスでは春の訪れを象徴する花として親しまれている。ラッパ水仙や、花がまとまって咲く房咲きなど、様々な品種がある。







水仙と黄色い電車(西武線)


プリムラ 

プリムラは、ラテン語で「最初(primos)」を意味する。冬から春にかけて鮮やかな花を咲かせる。



キンセンカ(金盞花)  

寒さに強く、太陽の光に向かって朝に開き夕方に閉じる。「金色の杯(盞・さかずき)」を意味し、花姿が金色に見えることから名付けられた。



ビオラ

冬の寒さにも耐え、春に満開を迎える。明るい黄色は「春のスタート」を告げる色とされる。




オウバイ(黄梅)

梅に似た黄色い花をつけることから「黄梅」 と名付けられた。中国では、「迎春花」と呼ばれる。早春に葉が出る前に、梅に似た黄色い花を咲かせる。ジャスミンの仲間だが香りはほとんどない。




ヒイラギナンテン

「魔除け」のヒイラギと「難を転ずる」のナンテンの要素を併せ持ち、縁起が良い木とされる。




マンサク(万作)

春一番に咲くことから「まず咲く」が転じて名付けられたという。また、「豊年満作」にちなむともいわれる。



万作と河津桜(ピンク)


サンシュユ(山茱萸)

黄色い鮮やかな姿から、「ハルコガネバナ(春黄金花)」ともいわれる。





ミモザ

寒さが残る時期に咲き、春の使者ともいわれる。ヨーロッパでは「冬の太陽」とも呼ばれる。






2026年2月28日土曜日

東京異空間406:水鳥たち

 

カイツブリ

公園に散歩にでかけると、水鳥たちに出会うことができます。今回は、カイツブリ、オオバンなどが見られました。

1.カイツブリ

カイツブリは、潜水が大得意で、望遠レンズを向けていると、アッという間にもぐってしまい、ファインダーから消えて、しばらくして、あちらの方でポッカリ浮かびあがる。潜水は獲物を捕食するため、1回に平均15秒前後(状態により数秒から30秒)潜水し、およそ秒速2mで泳ぐとされるが、最高で水深2メートルまでと深くは潜らないという。

カイツブリの名前は、水中で魚を捕まえる際に「水を掻いて(かい)」「潜る(つぶり)」行動が「掻きつ潜りつ(カキツムグリ)」となり、そこから「カイツブリ」へと転じた説がある。

また、漢字では、「鳰(にお)」と書き、「水に潜る(入る)」という意味で、「鳰」は日本独自の倭字だとされ、万葉集にも見られるという。琵琶湖は、この鳥が古くから多かったことから「鳰海(におうみ)」の別名がある。



潜ると、首が長く伸びる


2.オオバン

オオバンは歩くのも得意で、草をついばみながら比較的速く移動したり、また、泳ぎながら水草や小動物を食べるのも得意で、いわば水陸両用の体といえる。もちろん上手に飛ぶこともできる。

オオバンの名前は、似た鳥である「バン(鷭)」よりもひと回り以上大きいことから付けられた。では、「バン(鷭)」の名前の由来はというと、田んぼの「番(見張り)」をする鳥という意味から名付けられたという説がある。

なお、オオバンの額にある白い部分は、専門用語で額板(がくばん)と呼ばれるもので、羽毛ではなく、 皮膚が裸出した部分である。 繁殖期にはこの白い部分を相手に見せつけて、つがい相手へのアピールや、縄張りを主張するために使われていると考えられている。  




オオバンとカルガモ

オオバンとカルガモ、手前に黄金の大きな鯉


3.カルガモ

カルガモは、この公園の池ではよく見られる。カイツブリと違って、潜水することはできず、水面で逆立ちして餌をついばんだり、岸辺を歩きながら採餌する。

カルガモ(軽鴨)の名前の由来は、『万葉集』に登場する奈良県の「軽の池(かるのいけ)」にいたカモであるという説が有力とされる。他にも、マガモより体重が少し軽いため「軽いカモ」という説、美味しいマガモに比べて「価値(美味)が軽い」という意味の説などがあるそうだ。

カルガモと鯉

カルガモと鯉




4.ゴイサギ

ゴイサギは、昼間は林の中でじっとしていて、夕方から川や池へ出かけて魚などを捕る夜行性のサギである。「クワッ クワァッ」と一声ずつ鳴き、夜空から聞こえてくることから「夜烏」の異名をもつ。英名では、「night=夜」といわれる。

しかしながら、ゴイサギ(五位鷺)という名がついているのは、平安時代、醍醐天皇が神泉苑で池にいたサギを捕らえるよう命じた際、そのサギが天皇の命令に逆らわず神妙であったため、当時貴族のランクである「五位」の位を与えられたという『平家物語』の逸話によるという。



5.コサギ

コサギ(小鷺)の名の由来は、日本で見られる白鷺(シラサギ)の仲間の中で、体が小さめ(小)の「サギ」であることに由来する。全長約60cm程度で、ダイサギやチュウサギよりも一回り小さく、黒い嘴と足、黄色い足指が特徴。「サギ」という言葉自体の語源には、羽が白く清らかな様子を表す「サヤケキ(鮮明)」から転じたとする説や、鳴き声が「サヤギ(騒がしい)」ことに由来する説などがある。




先日、久しぶりにまとまった雨が降りましたが、近くを流れる石神井川の水量はほとんど増えていませんでした。いつもこの川で餌をとっている、カルガモやコサギなども、困っているように見えました。

干上がってしまった石神井川

少し残った水たまりで餌をとるカルガモ


(参照):

東京異空間396:冬の鳥たちⅡ2026/2/8

東京異空間274:春を待つ鳥たち2025/2/13

秋の公園Ⅲ~バード・ウォッチング2021/11/11

東京異空間407:春を告げる黄色い花

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