箱根では、同じく仙石原にある長安寺を訪れました。このお寺の裏山の林の中には、色々なポーズで、色々な表情をした五百羅漢の石仏が数多く置かれています。
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長安寺入口 |
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五百羅漢が点在 |
五百羅漢の「羅漢」とは、修業を積み、悟りを開いた人をいい、とりわけ、釈迦の教えを広めた500人の弟子たちを「五百羅漢」という。
江戸時代には、「死者に会える」という信仰と結びついて「五百羅漢信仰」が盛んになり、庶民的ユーモアを持った表情豊かな姿を造像することによって功徳を願った。
「五百羅漢」の石像は各地にある(禅宗系のお寺に多いようである)が、行ったことがあるのは、喜多院(川越)、五百羅漢寺(目黒)、願成就院(伊豆)などである。ぜひ行ってみたいと思っているのが、京都にある石峰寺。ここには伊藤若冲の下絵による石仏が境内に点在している。(なぜか、その数体が目白の椿山荘の庭園に置かれている)
また、絵画では、狩野一信の「五百羅漢図」が圧巻である。幕末の江戸に生きた狩野一信が10年の歳月をかけて描いた入魂の全100幅という大作。
伊藤若冲が「動植綵絵」全30幅を京都・相国寺に寄進したのと同様、狩野一信は、「五百羅漢図」全100巻を増上寺に寄進した。
ここ長安寺(曹洞宗)の五百羅漢は、時代的には比較的新しく昭和60年(1985年)代から始められたという。門には、阿吽のレリーフがあり、その横にある池にも、よく見ると石仏が数体沈んでいる。
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池の中にも羅漢さん |
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さすがに冷たさが身に染みる? |
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鯉も悠遊と |
境内には、数多くの石仏が点在していて、そのポーズ、その表情が豊かで、見飽きない、というより撮りあきませんでした。ということで、アップする枚数も多くなってしまいました。
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缶コーヒーより缶ビールを |
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肩をもみましょう |
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この姿勢はつらい |
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長い腕を伸ばして屋根を支える |
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鐘楼を守る |
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