2020年4月7日火曜日

令和の春Ⅱ

4月に入って、近場の公園などを歩いて、桜などの花を撮ってきました。

令和になって初めての春。暖冬によって桜の開花も早かった。しかし、新型コロナの影響で、どこも花見は自粛を求められた。満開のころには、一気に寒気が入り込み、雪となった。桜も雪の重みに耐えたかのようだ。
いまは、外出もままならない状況となり、カメラを持って近くの公園に散歩に出かけた。桜は、ソメイヨシノは散り始め、池の水面には花筏ができていた。代わって八重桜が、ぼんぼりのような花をつけ始めている。
樹々の若葉も出始めた。モミジはもう青紅葉の様相を呈している。イチョウの若葉も可愛い。黄色いヤマブキも色どりを添えている。早くも、サツキの紅色も加わっている。
道端に、ハナニラなどを見つけ、ホッとする気分になる。もう、初夏の暖かさだ。





















ハクモクレン





モミジと花筏






イチョウ

イチョウ


マユミ



サツキ


ハナニラ

ヤマブキ

ヤマブキ



本を読んでいたら、疫病と神という記述のあるところを見つけた。(『起請文の精神史』佐藤弘夫)
日本の古代においては、病気(疫病)を引き起こす最も中心的な存在はカミであった。神々は自然と一体化した存在であり、自然界の秩序の乱れが神々の怒りという形で認識され、それが病気(疫病)を引き起こすものと信じられた。したがって、カミの怒りを鎮めることによって、自然界の秩序が回復したとき、疫病も沈静化すると信じられた。
古代から中世にかけて、病気(疫病)を引き起こす神「疫神」が姿を表わすようになる。花が飛散するころには疫病が広がるので、それを防ぐためのお祭り「鎮花祭」が行われた。村の入口には、疫病が入ってこないよう道祖神が置かれた。
こうした疫神信仰が、御霊信仰と習合して、祟りを鎮める神として祀ることで、疫病防止の神として信仰されるようになったという。

神や仏に頼ることのできない現実に直面している私たちは、どのように行動すればよいのか、あらためて真剣に考えなくてはいけない時期にあると思う。





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