2020年7月17日金曜日

SAMPO de Photo11:梅雨時の花々

梅雨のこの時期、一番似合うのは紫陽花ですが、もう見頃は過ぎてしまいました。でも散歩をしていると、他にもフヨウなど、いろいろ美しい花が咲いているのに出会うことができます。

フヨウ
1.フヨウ・ムクゲ・タチアオイ
 フヨウが大きな花を付けて咲いていました。このピンクの大きな花は、朝咲いて、夕方にはしぼんでしまう一日花ですが、長い期間にわたって毎日次々と開花するようです。
ムクゲは、同じアオイ科フヨウ属で、低木の枝に多くの花をつけ、花は、翌日まで咲き続けるようです。
タチアオイは、すくっと立ち上がった茎に花をつけていて、凛とした気品を感じます。SAMPO de Photo9でも取り上げています。
カボチャの黄色い花も咲いていました。こちらは、ウリ科カボチャ属ということで、フヨウの花にちょっと似ていますが、違う種類です。
フヨウ

フヨウ

フヨウ

ムクゲ

ムクゲ

ムクゲ

ムクゲ

タチアオイ

タチアオイ

タチアオイ

タチアオイ

カボチャ
2.アジサイ
アジサイも梅雨の時期、長く楽しめる花ですが、いまは見頃を過ぎました。この写真は、2週間ほど前に撮ったものです。アジサイは、SAMPO de Photoの6~8でもたくさん取り上げました。
雨の中のアジサイも美しいですが、光を浴びた「紫陽花」も、「陽」の字がある通り美しいものです。
ところで、よくアジサイの葉にカタツムリが付いている絵などを見かけますが、あれは演出でしょうか?というのもアジサイの葉には、毒があるようですから、カタツムリがあえて葉につくとは思えないのですが・・・。
アジサイ

アジサイ

アジサイ

アジサイ

アジサイ

アジサイ

アジサイ

アジサイ(ガクアジサイ)

アジサイ(アナベル)
3.アガパンサス
アガパンサスは、この時期、うすい紫色の花をたくさん付け、さわやかな涼感があります。よく公園や花壇などでも見かけます。
名前はギリシャ語のagape(アガペ 愛)とanthos(アントス 花)の2語の組み合わせからアガパンサス(愛の花)と付けられているようです。
オニユリは、その名の由来は、橙色がかった赤い花びらに黒い斑点模様がたくさんあり、「赤鬼」を連想させるから、という説があるようです。花弁の先端が強く反り返っている形も「鬼」を連想させるのかも。
アルストロメリアは、SAMPO de Photo4「ホタルブクロ」でも載せていますが、和名は「ユリズイセン」というようで、やはりユリの仲間ですね。
アガパンサス

アガパンサス

アガパンサス

アガパンサス

オニユリ

オニユリ

アルストロメリア
4.アサガオ・キキョウなど
アサガオというと、すぐに夏休みを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。小学校でアサガオの種をまいて育て、夏休みには家に持って帰ったりしたからでしょう。
歴史的には古く、奈良時代末期か、あるいは平安時代に日本にもたらされたという。ただ、万葉集などで「朝顔」とよばれているものは、このアサガオではなく、キキョウあるいはムクゲを指しているということです。
ヒマワリの名の由来は、太陽の動きを追うように花が回ることから、というのはよく知られていますが、実は、これは成長の盛んな若い時期だけだそうです。
ヒマワリがキク科に属するというのも、あまり知られていないですね。多くの花が集まって一つの大きな花の形をつくっている、これがキク科の特徴だそうです。
マツヨイグサは、夕方に咲き始め、翌朝にはしぼんでしまうことから「待宵草」といわれて、竹久夢二の歌「待てど暮らせど来ぬ人を・・・」でもよく知られています。
アサガオ

キキョウ

キキョウ

キキョウ

ヒマワリ

ヒマワリ

マツヨイグサ

マツヨイグサ

ノウゼンカズラ




アザミ


5.サルスベリ・エゴノキなど
サルスベリは、その名の通り幹がすべすべしていて、猿が登ろうとしても滑ってしまうことから付けられていることはよく知られています。ただ、実際には猿は滑らずに簡単に登ってしまうとか。
真夏の太陽にも負けないピンクの花を縮れたちりめんのようにいっぱい付けます。
エゴノキは、その実を口にすると「えぐい」ことから付いたという。SAMPO de Photo2「道端に咲く花々」で、エゴノキの白い花を載せていますが、それが今はこのように白い実になっています。
ザクロは、果実をジュースにして飲むと美味しい。キリスト教では、聖母子像でイエスが手にしている絵が描かれますが、仏教では鬼子母神の話にザクロが出てきます。
釈迦が子供を食う鬼神「可梨帝母(かりていぼ)」に柘榴の実を与え人肉を食べないように約束させた。その後、可梨帝母は、「鬼子母神」として子育ての神になったという。これは日本でつくられた俗説で、この伝説から柘榴は人肉の味がするという俗説も生まれたという。
サルスベリ

サルスベリ

エゴノキの実

ザクロ




アセビの若葉
6.きのこ・苔 など
この時期、木の下や切株をよく見ると「きのこ」が生えているのを見つけことができます。名の通り「木の子」ですね。
「苔」は、SAMPO de Photo5に多くの写真を載せましたが、今の時期、雨に生気を得たかのように青々としています。
きのこ

サルノコシカケ

きのこ



コケ

コケ

7.水面
公園の池では、カモがスイスイ気持ちよさそうに泳いでいました。その水面が波立ち美しく照り返している模様が面白く、撮ってみました。









くもの巣
SAMPO de Photoも11にもなりました。散歩をしながら色々な花を見るにつけ、季節の移り変わりを感じさせてくれます。
それにしても、いつまで自粛が続くのでしょうか。GO TOトラベルも東京だけ除外だとか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京異空間249:明治神宮御苑を歩く

  明治神宮 明治神宮へは参拝に訪れることはありますが、明治神宮御苑には入ったことがありませんでした。 10 月下旬に訪れました。 (参照): 東京異空間 81 :明治神宮 ( 内苑)と神宮外苑Ⅰ ( 2023.3.19 ) 東京異空間 171: 明治神宮外苑はいかにして造ら...

人気の投稿