2021年5月21日金曜日

もうすぐ梅雨入り~紫陽花


西日本では早くも梅雨入りしたが、関東はまだ梅雨入り宣言は出ていない。それでも、ここ数日は梅雨のような天気が続いている。

紫陽花も、梅雨入りが待ち遠しいように少し開花し始めている。まだ黄緑色の蕾が多いが、これから紫陽花の七変化が次々に見られるだろう。

こちらも待ち遠しくて、雨が上がったところで、カメラを持って散歩に出かけた。

 

紫陽花のほかにも、この時期に見られるいろいろな花を撮ってみた。

 

1.紫陽花

アジサイには、多くの品類があるが、よく見られるのは日本原産のガクアジサイとヨーロッパで品種改良されたセイヨウアジサイがある。ガクアジサイは花が「額咲き」になっており、セイヨウアジサイは花が「手毬咲き」となっているのが特徴である。

なお、ガクアジサイの変種に「アマチャ」がある。4月8日に行われる釈迦の誕生を祝う「灌仏会」で誕生仏に注ぐ「甘茶」は、アマチャを煎じたものだという。

甘茶をかけるのは知っていたが、アマチャがアジサイの仲間だとは知らなかった。

 

(1)ガクアジサイ「額咲き」














 

(2)セイヨウアジサイ「手毬咲き」


















カシワバアジサイ

カシワバアジサイ

カシワバアジサイ

カシワバアジサイ

アナベル

アナベル





 

2.サツキ、ドクダミ、ギボウシ

サツキが満開になって赤い花をたくさん付けている。そこに白いドクダミの花が浮き出ている。名前はドクダミだが、名前と違って花は白く美しい。

ギボウシは橋の欄干など柱の上に飾られている「擬宝珠」が転訛した名前。美しい花、大きな葉に降った雨粒が残る。





ギボウシ
ギボウシ

 

3.ツユクサ

これはムラサキツユクサ、雑草のツユクサより大きな花をつける園芸品種である。ツユクサという名前のとおり葉が朝露に濡れている。花は一日で萎んでしまう。





 

4.キンシバイ、ビョウヤナギ

アジサイとともにこの時期、美しい黄色い花をつけるキンシバイとビョウヤナギ。キンシバイは「金糸梅」と、ビョウヤナギは「未央柳」あるいは「美容柳」と書く。両方ともオトギリソウ科の仲間であるが、雄しべの長いほうがビョウヤナギである。

キンシバイ(金糸梅)

ビョウヤナギ(未央柳)


5.ヤマボウシ、ピンクの花

ハナミズキの花が終わったあとに、ヤマボウシが咲き始める。この二つの違いは花の時期がハナミズキが桜の花のあと4月ごろから、ヤマボウシは5月ごろから咲き始める。また花(苞)の形が先が丸いのがハナミズキ、さきも尖っているのがヤマボウシ。白いヤマボウシをよく見かけるが、ここでは、ピンクのヤマボウシが咲いていた。



 

6.バラ

深紅の美しいバラ。ご近所のお宅で撮らせていただいた。





 

7.グミとボトルブラッシュ

この時期に見られるいろいろな花を撮ってみたが、特に思い出があるのがグミとボトルブラッシュだ。

グミは、子供の頃これを口にして、甘酸っぱい味がしたのが思い出される。ちょっと、実の形はサクランボに似ている。グミの木は家の庭などに植えられているが、サクランボと違って、その実が売られていることはないので、なかなか口にすることはない。

 

ボトルブラッシュは、かって米国カルフォルニアに行ったときに初めて目にして、これは何という花?と聞くと「Bottlebrush」という。私にもわかる英語で、花の形から「なるほど!ピッタリだ」と思ったのが印象に残っている。ただし、ボトルブラッシュの原産地はオーストラリアだという。



ボトルブラッシュ


 

昨年も、紫陽花をいろいろ撮ってブログにアップしたが、いずれも6月に入ってからだった。今年は、梅雨入りも早く、これから梅雨の風物詩でもある紫陽花の七変化を撮りながら散歩してみたいと思う。

(昨年のブログ:SAMPO de Photo 6~7 2020.06.01~06.06)

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