| 阿弥陀仏@半蔵門ミュージアム |
半蔵門ミュージアムは、宗教法人・真如苑が所蔵する仏教美術品を中心に展示する施設です。前には、小川晴陽の仏像写真展を観に来ています。今回の特集展示は「阿弥陀仏」をテーマにしています。
(参照):
東京異空間241:美術展(写真展)を巡るⅤ~小川晴暘@半蔵門ミュージアム(2024/11/4)
1.特集展示「阿弥陀仏」
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来は、浄土教の教主として本尊とされ、南無阿弥陀仏と唱えることで、阿弥陀仏の助けによって極楽浄土に往生できると信じられている。
方便法身(ほうべんほっしん)像
浄土真宗独特の本尊である方便法身像。「方便法身」とは、万物の真理である「法身」が、衆生を救うために具体的な姿「方便」を現したことを意味する。多くの場合、足をそろえた正面像で描かれ、48条の光明を放つ阿弥陀如来が、蓮台に乗っている姿で描かれる。
阿弥陀三尊来迎図・阿弥陀聖衆来迎図
衆生を極楽に導く様子は、阿弥陀三尊来迎図や、十名の聖衆を伴う阿弥陀聖衆来迎図の中に描かれている。
当麻曼荼羅・清海曼荼羅
「当麻曼荼羅」とは、奈良県の當麻寺に伝わる浄土変相図の総称で、阿弥陀如来の住する西方極楽浄土のありさまを描いたもの。中将姫が、蓮の茎から採った糸を五色に染め、一夜にして織り上げたという伝説で知られている。 當麻寺の曼荼羅を原本として、多くの転写本や模写が制作され、全国の寺院に広まった。
また、「清海曼荼羅」は、奈良の超昇寺の清海が感得した浄土変相図である。
仏涅槃図
涅槃図は釈迦入滅の場面を描いたもので、釈迦の命日にあたる2月15日に行われる涅槃会(ねはんえ)の本尊として使用される。金色で描かれた釈尊を中心に、その周囲を仏弟子、菩薩、神々、動物、昆虫など、さまざまな存在が囲んで悲しむ様子が描かれている。
2.常設展示「 祈りの世界」
大日如来坐像
鎌倉時代初期の仏師運慶作と推定される大日如来坐像、そのほか、醍醐寺ゆかりの不動明王坐像、如意輪観音菩薩像、二童子立像などが展示されている。

大日如来坐像 手前・如意輪観音菩薩像 左手・不動明王坐像、二童子立像
ガンダーラ仏
2~3 世紀ごろ作られたガンダーラ仏の浮彫を複数展示しており、釈尊の前世や誕生、出家、悟り、説法、入滅といった釈尊の生涯をたどることができる。
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| ガンダーラ仏 |
半蔵門ミュージアムは、地下鉄・半蔵門駅のすぐ近くにあり、ここには、日本カメラ博物館とセットで訪れています。
シアターや休憩室もあり、静かで、落ち着いた環境の中でいろいろな仏教美術を観ることができます。しかも無料です。




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