2026年3月16日月曜日

京の寺社1~宇治平等院

 

宇治平等院鳳凰堂

5年ぶりに京都を旅してきました。今回は、新幹線の南側にある寺社、できればインバウンドによる混雑のないような寺社を中心に見てきました。

一日目は、宇治の平等院と萬福寺を訪ねました。平等院は、中堂の内部の拝観は時間予約制で、約一時間ほど待ちました。その間に、鳳凰堂を時計回りにぐるっと回り、ミュージアムである鳳翔館も観てきました。

1.鳳凰堂

平等院は藤原道長の別荘「宇治殿」を子の頼通が1053年に寺としたのが始まり。鳳凰堂(阿弥陀堂)は、 阿字池の中島に建てられ、翼を広げた鳥のように見える平安時代建築の傑作で、池の中島に建つ姿は、水面に映る影も含めて極楽浄土の宮殿をイメージしている。 屋根上の鳳凰や、内部の阿弥陀如来坐像(定朝作)が特に有名である。

建物は、極楽浄土の宮殿をモデルにして、中堂、左右の翼廊、背後の尾廊からなる。鳳凰堂屋上の鳳凰は、精巧なレプリカで、実物は鳳翔館に展示されている。庭園は、浄土式の借景庭園で、鳳凰堂の周辺に洲浜や平橋、反橋がつくられていて、鳳凰堂と一体となった平安時代の代表的な庭園となっている。




鳳凰堂中堂と阿字池








中堂正面
格子部に阿弥陀如来が見える


屋根上の鳳凰





南翼廊




北翼廊 



中堂と尾廊

洲浜と反橋



鳳凰堂の周りをまわって、約一時間後に中に入れた。鳳凰堂内部は、中央に定朝作の「丈六阿弥陀如来坐像」が鎮座し、壁や扉には「九品来迎図」が描かれている。阿弥陀如来坐像は、仏師・定朝の確証ある唯一の遺作とされる。

中堂の長押上の壁を飾る浮き彫りの「雲中供養菩薩像」 52躯いずれの像も飛雲に乗り様々な楽器を奏で舞うなど、阿弥陀如来と共に来迎する菩薩像を表したものみられる。 52のうち半数の26は鳳翔館に移されている。

2.平等院ミュージアム「鳳翔館」

鳳翔館は、鳳凰堂の「雲中供養菩薩像」(26躯)や鳳凰堂の屋根に載っていた鳳凰、日本三名鐘の一つである梵鐘などを間近に見られるミュージアムとなっている。

3.梵鐘

梵鐘は、鳳凰堂と同じ頃の鋳造と推定されている。全面に天人、獅子、唐草文様などの繊細な浮き彫りを施した他に例を見ない鐘で国宝に指定されている。古くより、「姿(形)の平等院」、「声の園城寺」、「銘の神護寺」、「勢の東大寺」と称され、神護寺、三井寺の梵鐘とともに日本三名鐘の一つに数えられる。現在鐘楼に吊されている鐘は、寸分違わぬ姿で復元されたもの。実物は平等院ミュージアム「鳳翔館」に収蔵されている。



3.南門

伏見桃山城(伏見城)の遺構が移築されたものと伝えられている。この門を入ると塔頭である浄土院が左手にあり右側には鳳翔館がある。




4.浄土院

(1)養林庵書院

塔頭の一つである浄土院内にあり、伏見城の遺構を移築したものと伝えられる。

画面左が鳳翔館、右側は浄土院・書院










クロガネモチの大木



(2)浄土院羅漢堂

塔頭・浄土院の羅漢堂は、寛永17年(1640年)に宇治の茶師たちが先祖供養のために建立した小規模な御堂。



浄土院から見る鳳凰堂の鳳凰




4.紫式部像

平等院の入口の手前の、宇治橋の西側に紫式部像がある。宇治の地は、『源氏物語』の「宇治十帖」の舞台であり、平安時代初期から貴族の別荘が営まれていた。



5.縣神社・鳥居

平等院から宇治駅にもどる交差点に縣神社に向かう大きな鳥居がかかる。宇治の平等院は園城寺の末寺として創建されたが、その際、境内の西にあった縣神社を鎮守社としたとされる。


JR宇治駅に戻り、一つ隣の黄檗駅で降り、萬福寺に向かいました。


0 件のコメント:

コメントを投稿

京の寺社1~宇治平等院

  宇治平等院鳳凰堂 5 年ぶりに京都を旅してきました。今回は、新幹線の南側にある寺社、できればインバウンドによる混雑のないような寺社を中心に見てきました。 一日目は、宇治の平等院と萬福寺を訪ねました。平等院は、中堂の内部の拝観は時間予約制で、約一時間ほど待ちました。その間に...

人気の投稿