お彼岸も過ぎて、秋晴れの天気になり、またカメラを持って散歩に出かけました。道の片隅に彼岸花が咲いていました。秋を感じる一コマを撮ってみました。
彼岸花は、その名の通り秋のお彼岸のころに鮮やかな赤い花が咲く。花茎の先に反り返った花をつけるが、葉はない。葉は他の植物が葉を茂りだす初夏には枯らして地上部には見えなくなる。こうした不思議な性質があることから「葉見ず花見ず」といわれ、昔の人は恐れをなして、「死人花」とか「地獄花」などとも呼ばれたという。ほかにも「葬式花」「墓花」「幽霊花」「火事花」など不吉な呼び方も多い。そのことから、「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」「彼岸花を摘むと死人がでる」「彼岸花を摘むと手が腐る」といった迷信もあるようだ。これらは、花色や花姿が炎を連想させることと、彼岸花のもつ毒によるものとされている。
しかし、一方でよく知られているように「曼殊沙華」とも呼ばれる。こちらは『法華経』などの仏典に由来し、釈迦が法華経を説かれた際に、これを祝して天から降った花(四華)のひとつが曼珠沙華とされ、天上の花という意味もあるという。
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