東京タワーにかわって、今や東京スカイツリーのほうが人気がある。ということで、こちらも、浅草、亀戸天神などを廻ってみてきた。
1.東京スカイツリー
東京タワーが位置する都心では、高層ビルが林立して電波が届きにくくなっていたことと、携帯機器向けの放送に対応するため、新たな電波塔の建設が求められていたことから、東京スカイツリーが平成24年(2012年)に完成した。
設計は日建設計で、監修者に安藤忠雄の名が掲げられていることを、今回調べていて初めて知った。塔の内部は円筒になっており、外側の部分と構造的に独立させ地震などの揺れを抑える制震構造を、日本古来の建築技法である五重塔が心柱が揺れることによって耐震する仕組みになぞらえているという。
東京タワーの建設時とは格段の技術進歩があり、東京タワーの建築面積より大きく下回る面積に、より高い高さの建設が可能となった。しかし構造が極めて複雑であり、精度も要求されたことから、溶接などには職人の技が寄与しているという。そのことから、東京タワーが鳶職の人たちのいわば手造りであったのに対し、クレーンなどの機械の力と人間の技によって造られたといわれる。
2.東京スカイツリーを見る
隅田川クルーズの船が、浅草に近づくにつれ、スカイツリーが大きく見えてくる。まずは浅草周辺から、夜のスカイツリーを浅草と上野から見た。ちょっと離れて亀戸天神から眺めた。そしてスカイツリーに行った。
(1)浅草から見る
隅田川クルーズが浅草に近づくと、ますは金色の大きな塊が見えてくる。誰もが不思議に思うオブジェだ。実はこれ、「聖火台の炎」を表わしているという。その後ろにスカイツリーがそびえ立っている。
最近できた「すみだリバーウォーク」も渡ってみた。隅田川に架かる東武鉄道の鉄橋の脇に、出来た歩道で、しゃれたお店も並んでいる。
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浜離宮からリバークルーズ |
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リバークルーズの浅草付近 |
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リバークルーズの浅草 |
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リバークルーズの浅草付近 |
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浅草駅付近 |
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横に東武鉄道 |
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隅田公園から |
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リバーウォークを渡って |
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言問橋付近から |
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言問橋付近から |
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待乳山聖天から |
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浅草寺・参道から |
(2)夜、浅草と上野から見る
夜、浅草寺に行き、そこからライトアップされたスカイツリーを見た。また、別の日、上野公園、不忍池の弁天堂からもスカイツリーが見えた。
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浅草から |
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浅草寺・雷門付近から |
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浅草寺・宝蔵門から |
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浅草寺・宝蔵門から |
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浅草寺・宝蔵門から |
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浅草寺境内から |
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上野公園から |
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上野・弁天堂から |
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上野・弁天堂から |
(3)亀戸天神から見る
亀戸天神は、藤で有名だが、この時期、菊まつりが開かれていた。天神様、菅原道真を祀る神社だが、道真もこんな高い塔が後ろにできたときはびっくりっしたのではないだろうか。
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亀戸天神・鳥居から |
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亀戸天神・太鼓橋から |
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池に映るスカイツリー |
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亀戸天神・琴柱灯籠から |
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池の中から亀もツリーを見上げる |
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亀戸天神から |
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亀戸天神から
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亀戸天神・菊まつり
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亀戸天神・参道前から
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(4)スカイツリーへ
いよいよスカイツリーへ。近くから見上げると、なんと高いことか。今回は、展望台には上がらず、横にある「ソラマチ」の30階からスカイツリーを見た。複雑だが、きれいに組まれた鉄骨(というより太い鉄パイプで、もちろんリベットはない))が間近に見える。遠くには富士山がかすかに見えた。
ツリーの下は、大きな影が、長く線路と町を覆っていた。
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富士山もかすかに |
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ドコモ・タワーと |
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ツリー下に長い影 |
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ツリー下の大きな影・東武鉄道 |
東京タワーに代わってできたスカイツリー、今回は展望台には上がらなかったが、初めて近くまできた。スカイツリーだけでなく、ソラマチや、リバーウォークなどができ、しゃれたお店も多く人気となっている。
浅草寺や上野・弁天堂、さらには亀戸天神などから見るスカイツリーは、東京に、また新たな風景を作り出している。東京タワーのように時を重ねても、「東京異空間」を創り出していくだろう。
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