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浅草寺・五重塔 |
不忍池辯天堂(寛永寺)、浅草寺、増上寺と三つの寺の夜景を撮った。それぞれに、いつもとはまた違う「東京異空間」を見ることができた。
1.不忍池辯天堂(寛永寺)
寛永寺を建てるにあたり、僧・天海は比叡山に見立てた。不忍池辯天堂は、不忍池を琵琶湖に見立て、また元々あった小さな島を竹生島に見立て、竹生島の「宝厳寺(ほうごんじ)」に見立てたお堂を建立した。
御本尊は弁財天(秘仏)であるが、弁天は宇賀神と習合して一体化し、老人の頭を持ち身体は白蛇という人頭蛇身の姿の像がある。
弁財天は「財」ということから金運をもたらすといわれている。9月の巳の日には「巳成金大祭」が行われ、この日に金・銀・銭を紙に包んでおけば富むという。
夜、不忍池から辯天堂を見ると、黄金に輝いて見えた。蓮の大きな葉は、いまは冬枯れしているが、夏になれば、泥の中から美しい浄土の花を咲かせることだろう。
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不忍池辯天堂 |
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不忍池辯天堂 |
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手水舎 |
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宇賀神 |
2.浅草寺
浅草寺は、浅草の観音さまと呼ばれるように、聖観音菩薩を御本尊とする、都内最古のお寺である。雷門、仲見世通りなど、いつもは多くの人出があるが、この時期はまったくその面影はなかった。
夜、浅草寺は、仲見世通りも店は閉まって、看板のネオンだけが輝き、宝蔵門、五重塔はライトアップされ、朱色が明々と照らされ、いつもの賑わいを忘れないように演出しているかのようだった。それでも本堂は、ひっそりとしていた。
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浅草寺・雷門前 |
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浅草寺・雷門 |
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浅草寺・雷門・大提灯 |
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浅草寺・仲見世通り |
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浅草寺・仲見世通り |
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浅草寺・宝蔵門 |
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浅草寺・宝蔵門 |
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浅草寺・宝蔵門 |
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浅草寺・宝蔵門 |
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浅草寺・宝蔵門・五重塔 |
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浅草寺・宝蔵門・五重塔 |
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浅草寺・五重塔 |
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浅草寺・宝蔵門 |
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浅草寺・本堂 |
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高村光雲作の龍神像・天井の「墨絵の龍」 |
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浅草から東京タワーが |
3.増上寺
増上寺は、浄土宗のお寺で、徳川家の菩提寺である。奥の霊廟には、徳川15代の将軍のうち、二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の6人の将軍の墓地がある。(残る6人が上野・寛永寺に、家康と家光が日光に、慶喜は谷中霊園に眠る。)
寛永寺の多くの堂宇は、太平洋戦争によりほとんどの遺構を失い、七代家継の霊廟であった有章院霊廟の二天門が残る。
夜、東京タワーがカラフルにライトアップされ、日中には高層ビルの中に紛れているいるタワーがひときわ輝いている。このあたりは、増上寺の霊廟ばかりでなく、芝公園には古墳があり、古代から墓があったところ、そこに「塔」が建っている。戦後復興、高度成長を見てきた「塔」は、これからの未来も虹色に照らし出すのだろうか。
付記:
芝公園の古墳のトップに「伊能忠敬測地遺功表」という碑が立っている。
拙ブログの「佐原」、「靖国神社」、「夜景」と三回とも「伊能忠敬」とかかわりのあるところになった。
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増上寺入口 |
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増上寺 |
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増上寺 |
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増上寺・有章院霊廟二天門 |
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増上寺・有章院霊廟二天門 |
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増上寺・有章院霊廟二天門 |
銀座も、高級ブランドの店は変わらず輝いてはいたが、空のタクシーが多く、静かであった。
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銀座 |
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銀座 |
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