早春、梅が咲き始めました。そのほか、蝋梅、木瓜、長寿梅など、梅の仲間(?)が春を告げています。
1.梅
原産地は中国で、日本には遣唐使により持ち込まれたとされる。日本では奈良時代から庭木として親しまれ、果実の栽培も江戸時代から行われていたという。
江戸子唄の「梅は咲いたか、桜はまだかいな」というのは、よく知られているが、この歌の歌詞には、梅・桜のほかに柳・山吹が出てきて、続いて浅蜊、蛤、鮑、といった貝も出てくる。これらは花柳界の芸妓たちを暗示したものだという。
先に拙ブログで、「梅にしようか、桜にしよかいな」と付けたのは、美空ひばりが歌う端唄の歌詞にある。
いずれにしても、この時期、桜はまだのようだ。
(参照):
東京異空間281:梅にしようか、桜にしよかいな(2025/3/1)
白梅
2.蝋梅
「蠟梅」の「蠟」の由来については、半透明でにぶいツヤのある花びらが蝋細工や蜜蠟のようであるためとする説がある。「梅」の字が付くのは、寒い時期に開花し、香りが強く、花柄が短く花が枝にまとまってつくという点でウメに似ていることから。しかし、ウメはバラ科サクラ属であり、ロウバイはロウバイ科ロウバイ属で、系統的には遠縁である。
なお、英語名は「Wintersweet(冬の甘い香り)」。素敵なネーミングだ。
3.木瓜
名の由来は、果実が「瓜」に似た形で、木になる瓜ということから「木瓜(モケ)」よ呼ばれたものが「ボケ」に転訛したともいわれる。
江戸時代には、小石川養生所においてボケが植えられ、漢方薬として使われていたという。
こちらは、バラ科ボケ属である。
4.長寿梅
縁起の良い名前が付いているが、これも梅ではなく、バラ科ボケ属の落葉性低木であるクサボケの変種とされる。
花期が長く、花がウメに似ていることから「長寿梅」と名付けられたという。縁起の良い名前と、成長が緩やかなことから盆栽に育てられることが多い。
早春の花の代表は、なんといっても梅でしょう。ウメに似た花をつける、蝋梅、木瓜、長寿梅などは、植物学的には仲間ではないとしても、春を告げる可憐な花の仲間です。
それでも、「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と、桜が咲くのが待ち遠しいこのごろです。
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