2023年3月26日日曜日

東京異空間85:井の頭自然文化園1~花々と生き物

自然文化園の桜

井の頭公園に渋沢栄一が関わっていたことをみてきましたが、その養育院があった場所(御殿山地区)は、いまは「井の頭自然文化園」として、動物園、水生園、つばき園などがあり、いろいろな動物や花々を観ることができます。

1.井の頭自然文化園

井の頭公園の一角は、「自然文化園」として、動物園、水生園、などとともにメリーゴーランドなども設置された遊園地となっている。

すでに述べたように、井の頭公園は、御料地全体が東京市に下賜され、大正6年(1917)に開園したが、養育院井之頭学校が移転(昭和14年1939)したあとに、上野動物園に匹敵するような大きな動物園をつくる計画があった。しかし、戦時中のため予算もなく大型の動物を集めることもできず、「自然生態観察園」という趣旨に変更され、昭和22年(1942)に今の「自然文化園」が開園した。

ここの動物園には、かつてゾウのはな子がいたことがよく知られている。ゾウのはな子は、1947年にタイで生まれ、最初は上野動物園で飼育された。1954年に上野動物園から井の頭自然文化園に移ってきて、2013年には、日本で飼育されたゾウの長寿記録を更新した。2016年惜しまれながら69年に及ぶ生涯を閉じた。

多くの人に愛されたはな子は、いまは吉祥寺駅前に銅像が設置され、駅前の待ち合わせスポットになっている。

吉祥寺駅前のはな子の銅像(ウィキペディアより)

2.井の頭自然文化園の花と動物、水生物

自然文化園には、はな子のいたゾウ舎が今も残っている。ほかにも動物園には、サル、リス、シカなど身近にいる動物を観ることができる。また、水生物館があり、魚、カエルなどと水生植物を観ることができる。

また、つばき園、山野草園などでは、いろいろな花々を観ることができ、子供と一緒に、一日中、楽しめる公園となっている。

(1)つばき園





(2)花々
チューリップ

ビオラ

シャガ

シャガとクマザサ

ムラサキハナナ

タンポポと桜の花びら

イカリソウ

イヌシデ(ソロ)の花が絨毯のように


(3)動物園
サルも花見?


(4)水生物館
水生物館のカメ

アクアリウム

アクアリウム

アクアリウム

アクアリウム

また、自然文化園には「彫刻園」があり、北村西望の彫刻を観ることができます。つづいて「彫刻園」をみていきます。

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