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自然文化園の桜 |
井の頭公園に渋沢栄一が関わっていたことをみてきましたが、その養育院があった場所(御殿山地区)は、いまは「井の頭自然文化園」として、動物園、水生園、つばき園などがあり、いろいろな動物や花々を観ることができます。
1.井の頭自然文化園
井の頭公園の一角は、「自然文化園」として、動物園、水生園、などとともにメリーゴーランドなども設置された遊園地となっている。
すでに述べたように、井の頭公園は、御料地全体が東京市に下賜され、大正6年(1917)に開園したが、養育院井之頭学校が移転(昭和14年1939)したあとに、上野動物園に匹敵するような大きな動物園をつくる計画があった。しかし、戦時中のため予算もなく大型の動物を集めることもできず、「自然生態観察園」という趣旨に変更され、昭和22年(1942)に今の「自然文化園」が開園した。
ここの動物園には、かつてゾウのはな子がいたことがよく知られている。ゾウのはな子は、1947年にタイで生まれ、最初は上野動物園で飼育された。1954年に上野動物園から井の頭自然文化園に移ってきて、2013年には、日本で飼育されたゾウの長寿記録を更新した。2016年惜しまれながら69年に及ぶ生涯を閉じた。
多くの人に愛されたはな子は、いまは吉祥寺駅前に銅像が設置され、駅前の待ち合わせスポットになっている。
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吉祥寺駅前のはな子の銅像(ウィキペディアより) |
2.井の頭自然文化園の花と動物、水生物
自然文化園には、はな子のいたゾウ舎が今も残っている。ほかにも動物園には、サル、リス、シカなど身近にいる動物を観ることができる。また、水生物館があり、魚、カエルなどと水生植物を観ることができる。
また、つばき園、山野草園などでは、いろいろな花々を観ることができ、子供と一緒に、一日中、楽しめる公園となっている。
(1)つばき園
(2)花々 |
チューリップ |
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ビオラ |
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シャガ |
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シャガとクマザサ |
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ムラサキハナナ |
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タンポポと桜の花びら |
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イカリソウ |
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イヌシデ(ソロ)の花が絨毯のように |
(3)動物園 |
サルも花見? |
(4)水生物館 |
水生物館のカメ |
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アクアリウム |
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アクアリウム |
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アクアリウム |
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アクアリウム |
また、自然文化園には「彫刻園」があり、北村西望の彫刻を観ることができます。つづいて「彫刻園」をみていきます。
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