2024年12月13日金曜日

東京異空間260: 師走の一コマ~関のボロ市と紅葉

 

関のボロ市

いよいよ冬の到来です。武蔵関の駅近くで行われる関のボロ市に行ってみました。本立寺というお寺の境内から駅前の通りまで多くの屋台が並んで賑やかです。

また、自宅のしだれ紅葉が真っ赤に色づいていたので、撮ってみました。千両、万両の赤い実、まだ紫式部の実も残っていました。

1.関のボロ市

関のボロ市は、日蓮宗のお寺である「本立寺」で開かれるお会式にあわせて開かれている伝統行事で、骨董品や衣料品等の蚤の市を中心とする催し。毎年12月9,10日に開かれるので、これが開かれると、いよいよ師走だなと感じさせる。

江戸時代中期の1751年から続いているという。ボロ市という名前の由来は、かつて、このあたりのほとんどが農地だったため、農機具などの生活用品が売られていたのが始まりで、その後は古着やボロ布などを売っていたことからこの名前がついたと言われている。

しかし、いまでは名前の由来である古着、生活道具などの店はほんの少ししかなく、ほとんどは食べ物を扱う屋台になっている。食べ物も、昔は綿あめ、りんご飴、焼きそばなどが定番であったが、いまでは、ケバブ、チュロス、シャーピンなどバラエティに富んでいる。

ボロ市というと、世田谷のボロ市のほうが規模も大きく、よく知られている。こちらは1215日・16日の両日、正月にも15日・16日の両日開かれる。

始まりは安土桃山時代に北条氏により、楽市楽座が開かれたことによるという。徳川時代には市は消滅して姿を変え「歳の市」として開かれていたが、明治20年代になると農機具や正月用品が主だった市から古着やボロ布の扱いが主流となっていったことから「歳の市」から「ボロ市」になったという。

本立寺・本堂





本立寺・境内のイチョウ


2.しだれ紅葉

自宅のしだれ紅葉が真っ赤になっていた。また、千両、万両の赤い実、そしてムラサキシキブの紫の実も残っていた。師走の一コマとして撮ってみた。

しだれ紅葉

しだれ紅葉

しだれ紅葉

しだれ紅葉

しだれ紅葉

千両

千両

万両

万両

ムラサキシキブ

ムラサキシキブ

ムラサキシキブ


世田谷のボロ市にはまだ行ったことがないので、一度行ってみたいとは思いますが・・・さて。


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