2024年6月30日日曜日

東京異空間211:睡蓮の池~善福寺公園

 


善福寺公園で睡蓮が咲いているというので行ってみました。善福寺公園には上の池と下の池のふたつがありますが、前回、桜の時期に行ったのは上の池で、今回の睡蓮は、下の池に咲いていました。

池の一角に睡蓮がたくさん咲いていました。白い花、赤い花、その中間のピンク・紫の花が水面から顔を出していました。

〇睡蓮と蓮

(1)名の由来

睡蓮の名の由来は、日本に自生するスイレンであるヒツジグサ(未草)が未の刻(午後2時頃)に咲き、夕方になると眠るように閉じるということから「睡る蓮」と付けられたといいます。実際には10時ごろから夕方ぐらいまで咲いているようです。

いっぽう、蓮の花は、早朝に咲き、昼のは閉じてしまいます。蓮は、水の底に根を張り、連なって茎が伸び花を咲かせることから、「連」にくさかんむりを合わせて「蓮」という漢字となったそうです。また、蓮の花の中心(花拓)が蜂の巣に似ていることから、「はちす」が転訛して、「蓮(はす)」になったともいわれています 。

(2)特徴

睡蓮と蓮は似ていますが、花の大きさは蓮のほうが大きい、葉は蓮が丸いのに対し、睡蓮は切れ込みがある、花の時期は蓮は7月頃なのに対し、睡蓮は5月から10月と長い、などの特徴の違いがあるので見分けられます。どちらも池などの水面に咲く美しい花です。

(3)文化

睡蓮は、クロード・モネの「睡蓮」の絵がよく知られていますが、蓮のほうはインド原産とともいわれ、仏教と関連が深く、極楽浄土に咲く花 といわれます。

(参照):

東京異空間95:善福寺公園の桜(2024/04/07)

・睡蓮の池~下の池








・白い睡蓮








・ピンク・紫の睡蓮





・赤い睡蓮

















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