善福寺公園で睡蓮が咲いているというので行ってみました。善福寺公園には上の池と下の池のふたつがありますが、前回、桜の時期に行ったのは上の池で、今回の睡蓮は、下の池に咲いていました。
池の一角に睡蓮がたくさん咲いていました。白い花、赤い花、その中間のピンク・紫の花が水面から顔を出していました。
〇睡蓮と蓮
(1)名の由来
睡蓮の名の由来は、日本に自生するスイレンであるヒツジグサ(未草)が未の刻(午後2時頃)に咲き、夕方になると眠るように閉じるということから「睡る蓮」と付けられたといいます。実際には10時ごろから夕方ぐらいまで咲いているようです。
いっぽう、蓮の花は、早朝に咲き、昼のは閉じてしまいます。蓮は、水の底に根を張り、連なって茎が伸び花を咲かせることから、「連」にくさかんむりを合わせて「蓮」という漢字となったそうです。また、蓮の花の中心(花拓)が蜂の巣に似ていることから、「はちす」が転訛して、「蓮(はす)」になったともいわれています 。
(2)特徴
睡蓮と蓮は似ていますが、花の大きさは蓮のほうが大きい、葉は蓮が丸いのに対し、睡蓮は切れ込みがある、花の時期は蓮は7月頃なのに対し、睡蓮は5月から10月と長い、などの特徴の違いがあるので見分けられます。どちらも池などの水面に咲く美しい花です。
(3)文化
睡蓮は、クロード・モネの「睡蓮」の絵がよく知られていますが、蓮のほうはインド原産とともいわれ、仏教と関連が深く、極楽浄土に咲く花 といわれます。
(参照):
東京異空間95:善福寺公園の桜(2024/04/07)
・睡蓮の池~下の池
・白い睡蓮
・ピンク・紫の睡蓮
・赤い睡蓮
0 件のコメント:
コメントを投稿