2025年12月4日木曜日

東京異空間369:秋の名残り~武蔵関公園とその周辺

 

武蔵関公園

紅葉もそろそろ見納めでしょうか。12月に入り冬の寒さが到来です。名残りの秋をもとめ武蔵関公園とその周辺を散歩してきました。モミジの紅葉、イチョウの黄葉などを撮ってみました。

また、武蔵関公園のある「武蔵関」の由来についても調べてみました。

1.武蔵関の由来

武蔵関公園から西武新宿線の武蔵関駅の周辺のエリアは関町(北・南・東)という町名である。この関町(古くは関村」の名の由来は、①室町期に石神井城を拠点に練馬一帯を治めていた豊島氏がこの地に「関」所を置いていたから、②石神井川の「堰」が現在の武蔵関公園の富士見池付近にあったから、という2説ある。「豊島氏の関所説」の方が知られているが、「石神井川の堰説」も捨てがたいようだ。

現在の石神井川の源流は、小金井カントリー付近からで、富士見池はその流路上にあり、増水時の流量制御のための調整池となっている。しかし、江戸時代には、「溜井」と呼ばれ、「関村の西北の方にあり、広さ六十間もしくは百間程の処あり。上下石神井、田中、谷原及当村合(あわせて)五ケ村組合て修理を加へ用水とす。是を石神井用水と云、余流下石神井にて石神井川に合す」とあって、こちらは石神井用水と呼ばれる石神井川の支流であったようだ。石神井川の源流は、現在の石神井公園にある三宝池とされる。

「溜井」というから人工的に「堰」を設けていたことは間違いなく、そこに水を溜め、関村をはじめ五村で管理し農業用水などに使われていたということだ。現在も、この辺りには「井口」という苗字の人が多く住んでいる。どうやら「堰」説も捨てがたいようだ。

富士見池(古くは「溜井」)


2.紅葉














3.黄葉







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