2025年5月30日金曜日

東京異空間319:ねりまの名木

 

マルバヤナギ@大泉井頭公園

練馬区では、区内にある大木や、古木などを「ねりまの名木」として指定しています。令和511日現在で、80件が指定されています。

近くにある「ねりまの名木」のいくつかを撮ってみました。

1.マルバヤナギ@大泉井頭公園

「希少な樹種」として指定されている。大木が2本、大きな枝を伸ばしている。 公園には白子川の源流が流れる。












2.センダイヤザクラ@牧野記念庭園

「希少な樹種」 として指定されている。センダイヤザクラは高知市内の仙台屋という店の前にあったもので、牧野博士が命名した。牧野記念庭園にあるセンダイヤザクラは、日本では一番の大木とされており、庭園のシンボルとなっている。

イヌザクラ



3.ダイオウショウ@関町北小学校

「学校のシンボル」として指定されている。ダイオウショウは北米原産で、日本に渡来したのは1912(大正元)年のこと別名をダイオウマツ(大王松)という。 マツボックリも大きく2030センチもある。








4.アカマツ@天祖若宮八幡宮

「区内有数の大きさ」として指定されている。拝殿の後ろ、鎮守の森の中にあるアカマツの大木。拝殿の前には大きく伸びた黒松が二本交差している。







拝殿前のクロマツ


5.ムクノキ@武蔵関公園

「区内有数の大きさ」として指定されている。 ムクノキという名の由来は諸説あるが、ムクドリが実を好むのでムクノキになったという説もあるという。

武蔵関公園には、このムクノキとカツラが指定されている。







6.カツラ@武蔵関公園

「公園のシンボル」として指定されている。 直立する幹が仏像の一本づくりに使われたことから、カツラの前で手を合わせる習慣もあるという。








大泉井頭公園のマルバヤナギ、牧野記念庭園にあるサクラなどは、これまでも見ていますが、あらためて「ねりまの名木」としてその大きさ、姿に驚きました。機会があれば、そのほかの「ねりまの名木」も撮っていきたいと思います。

(参照):

牧野記念庭園(2021/3/31

マルバヤナギ~樹の精霊2021/10/9

東京異空間113:草木の精~牧野記念庭園2023/5/18



2025年5月24日土曜日

東京異空間318:五月の花々・6

 

シモツケ

五月の花々の第6弾は、赤紫色・青色の花を撮ってみました。

シモツケ

名前の通り、下野(しもつけ)、現在の栃木県で最初に発見されたことから付けられたという。






バーベナ・リギタ(シュッコンバーベナ)

南米原産で、日本には明治時代に入り、逸出したものが野生化して道ばたに生えていたりしている




オトメギキョウ

オトメギキョウは、花が桔梗に似ていることから付けられた。また小さな釣鐘のような花の形からベルフラワーとも呼ばれる。キキョウ科ホタルブクロ属に含まれる。




ホタルブクロ

こちらは、もちろんキキョウ科ホタルブクロ属である。赤紫色と白色の花がある。






デルフィニウム

デルフィニウムは、ギリシア語でイルカを意味するDelphisからつけられた。これは、つぼみの形ががイルカに似ていることに由来する。

和名ではヒエンソウあるいはチドリソウとも呼ばれているようだ。ヒエンソウは飛燕草、燕が飛んでいる形、またチドリソウは千鳥草と、千鳥の飛ぶ姿に似ていることに由来するといわれている。

また、英名ではラークスパー(Larkspur)といわれ、Lark=ひばり、spur=鳥の蹴爪からきていて、花の後ろ側にある突起した部分が蹴爪に似ていることに由来するという。

ギリシア語のイルカ、和名の燕、千鳥、そして英名の雲雀(ひばり)といろいろな名前が付けられているのも面白い。





サルビア・ガラニチカ

青い色が濃い。南米原産で、シソ科。かつて流通名としてメドーセージとも呼ばれたという。



ペチュニア 

ペチュニアはよく花壇などに植えられている園芸種である。南米の原産で、属名のPetuniaは、ブラジル先住民の言語で「たばこ」を意味するという。



ヤグルマギク(矢車菊)

ヤグルマソウ(矢車草)だと思っていたが、こちらはヤグルマギクでキク科。ヤグルマソウは、ユキノシタ科ヤグルマソウ属 で別な植物。



シャクヤク(芍薬)

濃い赤色で豪華な花である。ボタン(牡丹)と似て大きな花をつける。どちらもボタン科ボタン属で同じ。ただ、ボタンが木であるのに対して、シャクヤクは草である。

美女の形容として「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉はよく知られている。

これについては、漢方ではイラ立ちやすい女性は芍薬の根を、座りがちの女性は牡丹の根の皮を、フラフラ歩く女性は百合の根を用いると良いという意味だとする説があるという。



ミニバラ

ピンク色がきれい。バレリーナという品種かも。



タチアオイ

こちらもピンク色で、すくっとした姿である。



そろそろアジサイの季節になります。




東京異空間327:あじさい5@近所周り

ガクアジサイ   関東も梅雨入りして、あじさいも一段と活き活きしてきたように見えます。そんな雨上がりのあじさいを撮ってみました。 あじさいは、日本原種のガクアジサイをもとに、いろいろな園芸種がつくられていて、近所を歩いてまわるだけでもたくさんの種類を見ることができます。似たよ...

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