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アサガオ |
公園の行きかえりに、朝顔や昼顔が咲いていました。朝顔は昼にはしぼんでしまいますが、昼顔は昼間も咲いています。いっぽう、オシロイバナ(白粉花)は夕方から咲きはじめます。夏の花のイメージがありますが、どちらも秋の季語です。
1.朝に~朝顔
朝顔の季語は秋。夏の花のようだが、季語は旧暦によることからスイカ、枝豆など夏のイメージがあるものも実は季語は秋。
朝顔に 釣瓶とられて もらひ水
(加賀千代女)
というよく知られた俳句がある。
なお、古く万葉集などで「朝顔」と呼ばれていたのは「キキョウ(桔梗)」あるいは「ムクゲ(木槿)」を指しているという。
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アサガオ |
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アサガオ |
ノアサガオは、琉球朝顔ともいわれ沖縄原産で、ヒルガオの仲間。一般の朝顔より開花時期が長く、霜が降りる頃まで見られる。また種をつくらない多年草である。
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ノアサガオ |
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ノアサガオ |
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ノアサガオ |
ゴーヤ(ニガウリ)の花も日中に開花し、夕方にはほとんど落ちてしまう。ゴーヤは苦瓜といもいわれ、やはり季語は秋。
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ゴーヤ(ニガウリ) |
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ゴーヤ(ニガウリ) |
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ゴーヤ(ニガウリ) |
2.昼に~昼顔
朝顔とは違い、ヒルガオは、朝から花を咲かせて夕方にしぼむまで昼間も咲き続けている。ただし、こちらは夏の季語になる。一茶に次の句がある。
とうふ屋が来る昼顔が咲にけり
(一茶「七番日記」)
アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオと朝から夜まであるが、このうちユウガオはウリ科の植物(カンピョウになる)で種類が異なる。
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ヒルガオ |
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ヒルガオ |
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ヒルガオ |
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ヒルガオ |
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ヒルガオ |
3.夕に~オシロイバナ
オシロイバナの花は、夕方に開くことから、「夕化粧」ともいわれる。黒い種子ができ、種子に白い粉があることから、白粉花(おしろいばな)とついた。季語は、やはり秋である。一茶に次のような句がある。
白粉の花ぬつてみる娘かな(一茶「八番日記」
)
オシロイバナの花は、細長いラッパ状になっていて、主に長い口吻を持つスズメガによって受粉される。このような花としては、他にマツヨイグサ、カラスウリなどがある。
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午前中、まだ開かないオシロイバナ |
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オシロイバナ |
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オシロイバナ |
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オシロイバナ |
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オシロイバナ |
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オシロイバナ |
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オシロイバナ |
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オシロイバナ |
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オシロイバナ・後ろはキバナコスモス |
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カラスウリの花 |
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カラスウリの実 |
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