2024年2月12日月曜日

東京異空間180: 千葉市美術館所蔵コレクション

 

曾我蕭白「寿老人」

千葉市美術館で、鳥文斎栄之展を観た際に、別のコーナーでは千葉市美術館所蔵のコレクション選が開かれていました。撮影可であったので、その一部を掲載しておきます。



1.曾我蕭白

コレクション展の中で、とりわけ目を引いたのは、曾我蕭白の作品である。蕭白は、高い水墨画の技術を持ち、観る者を驚かせる強烈な画風で奇想の絵師と評される。蕭白を奇想の絵師と評価したのが、千葉市美術館の初代館長であった辻惟雄である。辻の『奇想の系譜』で取り上げられたこと等がきっかけとなり、江戸時代絵画史に異彩を放つ個性的な画家として注目度が高くなっている。

曾我蕭白「林和靖図」

曾我蕭白「寿老人・鹿・鶴図」

曾我蕭白「鹿」

曾我蕭白「寿老人

曾我蕭白「鶴図」

曾我蕭白「獅子虎図屏風」

曾我蕭白「獅子」

曾我蕭白「虎図」

雲谷等益(1591-1644)「山水図屏風」

雲谷等益「山水図屏風」

三代歌川豊国(1786-1864)「市川海老蔵の碓井荒太郎貞光」


2.千葉市美術館

千葉市美術館については、すでに拙ブログ「亜欧堂田善展を観た~千葉市美術館(2023/02/11 )」で、述べているが、1927(昭和2)年に矢部又吉の設計により建てられた旧川崎銀行千葉支店の建物を保存・活用し、1995年(平成7年)に開館したものである。

この保存にあたり、「さや堂」方式を用いて保存・修復を設計したのは大谷幸夫(1924-2013)である。大谷は、東京大学都市工学科教授の後、1983-89年に千葉大学工学部建築科の教授となっている。


帰りに、美術館の近くのビルで「スパイダーマン」を発見!

スパイダーマン 発見!

1月末に、千葉市美術館、千葉県立美術館、千葉港・みなと、と千葉を徘徊してきましたので、次のように4回に分けてブログにまとめてみました。。

(参照):拙ブログ

・千葉の湊~千葉港~千葉みなと(2024/02/02

・東京異空間178: アーツ・アンド・クラフトとデザイン展@千葉県立美術館(2024/02/08

・東京異空間178: 鳥文斎栄之展@千葉市美術館(2024/02/12

・東京異空間179: 千葉市美術館(2024/02/12

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