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千鳥ヶ淵公園の桜 |
都内で、桜の名所と言えば、上野公園、千鳥ヶ淵、隅田公園あたりがベスト3でしょうか。その千鳥ヶ淵の桜を観てきました。
英国大使館の前には幕末から明治にかけての英国外交官アーネスト・サトウが植えたという桜がありました。そんな桜があったことを初めて知りました。
1.アーネスト・サトウの桜
英国大使館前の桜の横に表示板があり、明治31年(1898)にアーネスト・サトウがシダレザクラを植樹し、のちに東京府に寄付したという。いかにサトウが桜を愛でたか、すなわち日本の古き良き時代を愛したかを思い起こさせる桜だと思う。
その後、大正8年(1919)に濠端に公園が整備され、桜並木は東京府の天然記念物に指定された。しかし、戦災によりサトウの植えた桜は枯れてしまい、戦後再び付近に桜の木が植えられ、桜の名所となった。いまは、駐日英国大使館の内側にも大きな桜の木がある。
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アーネスト・サトウの桜 |
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アーネスト・サトウの桜 |
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英国大使館 |
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英国大使館 |
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英国大使館内の桜 |
2.千鳥ヶ淵の桜
千鳥ヶ淵縁道といわれるお濠の周辺を九段下に向かって桜並木が続いている。さすがに有名な桜のスポットであるだけに、外国人の方も多い。ここを歩いていると、聞こえる言葉からは、海外旅行に来たような気分となる。
お濠には、ボートがたくさん出ているが、やはり海外からのカップルが多いようだ。もう、花見は日本人特有のものではなくなって、海外から人々の観光スポットとして有名になっている。というより、もはや独占されている、というのは言い過ぎか?
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山桜 |
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乾門付近の桜 |
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千鳥ヶ淵公園の桜 |
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千鳥ヶ淵の桜と首都高 |
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千鳥ヶ淵緑道の桜 |
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たくさんのボート |
3.千鳥ヶ淵周辺にある銅像
今回、竹橋から九段下まで千鳥ヶ淵を歩く途中に、いくつかの銅像があった。皇居乾門近くには「森の調べ」と題する女性像、千鳥ヶ淵の半蔵門近くには「髪結い」と題する少女像がある。九段下まで来ると、元帥・大山巌騎馬像、子爵・品川弥次郎像があり、急に古き男性像となる。目の前は靖国神社がある。
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「森の調べ」 |
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「髪結い」 |
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大山巌像、品川弥次郎像、高灯籠 |
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元帥・大山巌騎馬像 |
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子爵・品川弥次郎像 |
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高灯籠 |
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靖国神社。大鳥居 |
桜の時期には多くの人で賑わう千鳥ヶ淵を歩いてみました。目に見えるのは桜、サクラですが、聞こえてくるのは日本語ではなく、外国語が多い。もはや日本というより、海外旅行に来たような雰囲気になっていました。そもそも、明治には英国外交官アーネスト・サトウが桜を植え、愛でたということですから、桜はやはり、日本人ばかりでなく外国人にとっても美しく、多くの人の心をひきつけるようです。
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