2023年4月8日土曜日

東京異空間96:昭和記念公園の桜とチューリップ

 

昭和記念公園の桜とチューリップ

桜を追いかけて、昭和記念公園に行ってきました。ここは、四季折々にいろいろな花々で彩られ、写真スポットもたくさんあります。

今の時期は、当然、桜ですが、菜の花、山吹、そして何といってもチューリップが桜との取り合わせとなって、一段と魅力的な公園となっています。

1.国営昭和記念公園

「国営昭和記念公園」とあるように、昭和天皇在位50年記念事業として、立川基地跡地に造られた。米軍・立川基地は、戦前の立川飛行場であったところを米軍が接収し、その後、1977年(昭和52)に全面返還された。返還された土地の一部が昭和記念公園となり、そのほか、自衛隊基地や学校などの公共施設及び商業施設となっている。

公園は、昭和58年(1983)に開園し、その後も整備され、現在は165.3haという広大な広さを持つ公園となっている。

ちなみに、「国営公園」は国土交通省の所管、「国立公園」は環境省が所管、皇居外苑や新宿御苑などの「国民公園」は環境省の管理となっている。

2.桜の園

公園には砂川口から入り、「花の丘」や「こもれびの丘」と呼ばれるところには、桜とともに、菜の花が一面に広がっている。また山吹、木瓜などの花々も咲いていた。これらの花々と桜の取り合わせに加え、竹や欅などの木々と桜の取り合わせも見られる。

「こもれびの里」は、藁ぶき屋根の家があり、のどかな風景となっている。さらに「日本庭園」、「盆栽苑」をみて、「桜の園」に出る。ここは、桜が一面に咲いていて、多くの人が花見を楽しんでいる。桜の園の前には原っぱが広がり真ん中に大きなケヤキがある。

玉川上水の桜

玉川上水・見影橋

昭和記念公園・砂川口


山吹

散り始めている

桜と菜の花

菜の花が一面に


パーク・トレイン

自衛隊のヘリが

「こもれびの里」

こもれびの里の桜

桜と欅

桜と竹

桜と竹

「日本庭園」の眺め

「日本庭園」の池


紫の花はミツバツツジ


「桜の園」と菜の花

桜と菜の花畑


桜と菜の花











3.チューリップ・ガーデン

「渓流広場」に出ると、チューリップ・ガーデンとなっている。赤、黄、白、紫など色鮮やかなチューリップが整然と植えられ、小川の水面に映っている。流れにはたくさんの桜の花びら。どこをみても、絵になる、いや、写真になる。

ちなみに、チューリップはトルコ原産とされ、オスマン帝国でもてはやされ、16世紀にはオランダに持ち込まれた。オランダの黄金時代に、チューリップの球根の価格が異常に高騰し、突然、下落したことから「チューリップ・バブル」といわれた。チューリップの名の由来は、形が「チュリバン」に似ているということからで、「チュリバン」とは、ペルシャ語でターバンを意味するという。

日本には、江戸時代後期に伝来したが、普及するに至らず、大正時代になって、現・新潟市で本格的な球根栽培が始まった。このことから新潟は「日本チューリップの発祥の地」とされている。

チューリップ・ガーデンの先にある「ハーブの丘」には一本の桜、その下にネモフィラが一面に植えられている。こちらの見ごろは4月中旬ごろのようだ。

「渓流広場」のチューリップ・ガーデン









桜の花びらが流れに



















桜・菜の花畑・原っぱとチューリップ






一本桜の下にネモフィラ

チューリップの原種

チューリップの原種

桜、チューリップ、菜の花などを観ながら、というより撮りながら、さすがに歩き疲れました(一万数千歩!)。西立川口から出て、JR西立川駅から帰りました。

昭和記念公園は、いつ来ても見るところ(撮るところ)がたくさんあります。

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