日光といえば、すぐに東照宮を思い浮かべますが、今回、東照宮だけでなく、日光山のいくつかの社寺などを回ってきました。次の6回に分けてアップしたいと思います。
日光山1:中宮祠・中禅寺・中禅寺湖
日光山2:華厳の滝・竜頭の滝
日光山3:輪王寺・大猷院・二荒神社
日光山4:東照宮
日光山5:田母沢御用邸・金谷侍屋敷
日光山6:憾満ケ淵・並び地蔵
日光山は、奈良時代に勝道上人が男体山に登り、山の南に中禅寺湖を発見し、湖畔に神仏を祀り、神宮寺として中禅寺を(現在の二荒山神社中宮祠)を開いたとされる。
二荒(ニコウ)の読みから「日光」となったという話はよく知られているが、実のところ、二荒山(ふたあらさん)は「補陀落山(ふだらくさん)から来ているという。すなわち、補陀落~二荒(ふたら)~二荒(にこう)~日光となったという説がある。男体山(二荒山)とその南に広がる中禅寺湖(南湖)が観音菩薩の降り立つ「補陀落浄土」を想起させるものであったのだろう。
二荒山神社中宮祠の境内には、「霊峰二荒山」と大きく書かれた石碑があり、男体山への登り口には登拝門が建てられている。何度も登る人の回数を示す「登拝番付」が設けられていて、トップは1223回で田名綱忠吉さんという91歳の方だという。
中宮祠 |
中宮祠 |
中宮祠 |
中宮祠 |
中宮祠 |
中宮祠 |
中宮祠・拝殿 |
中宮祠・拝殿 |
中宮祠 |
霊峰二荒山 |
登拝番付 |
登拝門 |
登拝口 |
登拝口 |
登拝門 |
柱の元には仏教的要素・蓮弁が彫り込まれている |
ご神木 |
中禅寺は、当初は、現在の日光二荒山神社・中宮祠(ちゅうぐうし)がある場所にあり、勝道が湖上でその姿をみて桂の木に立木のまま彫ったとされる千手観音(立木観音)をご本尊としている。ただ実際の製作年代は平安時代後期と推定されている。明治35年(1902年)に大山津波により中禅寺湖に流されたが、3日後奇跡的に浮かび上がり、現在の中禅寺本堂に安置されたという。
また五大堂には、不動明王を中心として、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王が揃って安置されている。
中禅寺 |
中禅寺 |
中禅寺 |
中禅寺 |
中禅寺 |
中禅寺・立木観音堂 |
中禅寺・立木観音堂 |
五大堂から中禅寺湖を望む |
五大堂から中禅寺湖 |
五大堂に映る中禅寺湖 |
五大堂 |
五大堂 |
男体山 |
中禅寺湖 |
中禅寺湖は、秀麗な男体山を背後に美しい湖面を輝かせていました。「補陀落浄土」を願う信仰となるのも、うべなるかな、という光景でありました。
中禅寺湖 |
中禅寺湖・雪が残っている |
男体山と中禅寺湖 |
男体山 |
男体山 |
男体山 |
中禅寺湖・ホテルから |
中禅寺湖・ホテルから |
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